京都タワーで恋をして。


「............で。」

向かいに座っている彼は、額の青筋をヒクヒクさせているけど、

そんなもんは無視。

さっ、食べましょ食べましょ♪

「いただきます♪」

ズルズルズルズルッ

はー、おいしい。

「なんで京都タワーの食堂やねん!」

やっぱ京都タワーのおうどんはおいしいわ。

叫んでる彼の目の前にも、

私と同じ400円のきつねうどんがある。

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