京都タワーで恋をして。


彼は首の後ろをポリポリと掻きながら

「だって、恥ずかしいやん...」

と言った。

言いながらも私を見つめる彼の顔は

ほんのり赤かった。

その表情で私の心臓はギュッと締め付けられた。

......な、何なん、この人...。

私をどうしたいんや!

やばいやばい。落ち着け、私。

そう思う私の頭とは反対に

私の心臓の鼓動はどんどん早くなっていく。

ちょ、おかしいおかしい。

どうした、私の心臓。

どうしよう!絶対顔赤い!

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