京都タワーで恋をして。


意を決してタワーに入ろうとしたその時、

ポンポン

誰かに軽く肩を叩かれた。

出鼻をくじかれた私は、
そのくじいた相手を見るために、

即座に振り向いた。

そこには見ず知らずのイケメン男性がいた。

「これ、あんたのとちゃう?」

そのイケメンがそう言って見せてきたもの。

それはまさしく私が昨夜から探していた代物やった。

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