幻で見たあなたは眩しいほど輝いていて。

そして、三成様の一言。

「左近。参ったか。この女の名前は私しか知らない」

「愛、ねぇー」

「なぜ知っているのだあっ!」

超自信満々、誇らしげに言った三成様は、あえなく左近に負けた。

「だって、あんな大きい声で言われちゃ嫌でも聞こえてきますよ」

「なんだとっ……くっ、悔しい…」

三成様は本当に残念そうな顔をした。


さっきまでクールな顔だったのに、今はほにゃってしてて可愛い。

あぁもう三成様ヤバい!
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