幻で見たあなたは眩しいほど輝いていて。
私はこの長い道の先に何を見つけられるのかまだわからない。
三成様の気持ち
「はぁ~っ!おいしいご飯、ありがとうございました!」
「いやいや、作ったのはここの女たちだから」
「あっ、そうですね…」
「ま、確かにあんたすっごい幸せそうに食ってたからなぁ」
「はい!あんなおいしいもの食べたの久しぶりです!」
「そうかそうか。そりゃよかった」
今、私と左近は佐和山城の廊下を歩いている。
向かっている先は三成様の居室。
これから、いろいろ話があるらしい。