正しい小鳥の愛し方【愛を知る小鳥 特別番外編】
俺と出会ってからの美羽は、少しずつ変わっていった。
もちろん良い方向に。
全てを打ち明けてからはその輝きはより一層増していった。
それまではほとんど感情を表に出すことがなかったが、良く笑い、良く泣き、
自分の気持ちをストレートに出すことができるようになっていった。
これまで我慢してばかりの人生だったのだ。
俺の存在がそうさせているのだと思うと、たまらなく幸せを感じた。
彼女は、肉体的にも一歩前進しようと頑張っていた。
正直驚いた。俺は焦らせるつもりは全くなかった。
散々女と適当なことをしてきた俺が言っても説得力はないかもしれないが、必要があれば何年でも待つ自信があった。
彼女が欲しくないといったら嘘になる。
だが、プラトニックな関係でも何故か満たされていた。
俺みたいな男が心だけでも満たされているなんて、少し前の自分が笑い飛ばしていることだろう。
とはいえ長い人生を共に歩いて行く上で、いつかは越えなければならない壁だ。
彼女の精一杯の勇気は驚くと共に嬉しかった。
俺は少しずつ少しずつ慣らしていくように彼女を愛していった。
全身を真っ赤にさせて恥ずかしがりながらも必死でそれに応えようとする姿がいじらしかった。
こうしてゆっくりと、でも着実に未来へ進んでいこう。
俺と美羽の思いは間違いなく同じ方向を見ていた。
俺は彼女に内緒で婚約指輪を買いに行った。
自慢じゃないが女のために何かを買うなんて人生で初めてのことだった。
その初めての贈り物が婚約指輪であることが、この上なく幸せなことに感じた。
あとは時期をみてこれを彼女に渡すだけだ。
彼女はきっと受け入れてくれるだろう。
驚きに目を見開いて顔を真っ赤にして固まりながら。
想像すると容易に浮かんでくるその姿に、思わず笑いが零れてくる。
幸せを実感していた。
だがそんな油断があの悲劇を生んでしまった。
もちろん良い方向に。
全てを打ち明けてからはその輝きはより一層増していった。
それまではほとんど感情を表に出すことがなかったが、良く笑い、良く泣き、
自分の気持ちをストレートに出すことができるようになっていった。
これまで我慢してばかりの人生だったのだ。
俺の存在がそうさせているのだと思うと、たまらなく幸せを感じた。
彼女は、肉体的にも一歩前進しようと頑張っていた。
正直驚いた。俺は焦らせるつもりは全くなかった。
散々女と適当なことをしてきた俺が言っても説得力はないかもしれないが、必要があれば何年でも待つ自信があった。
彼女が欲しくないといったら嘘になる。
だが、プラトニックな関係でも何故か満たされていた。
俺みたいな男が心だけでも満たされているなんて、少し前の自分が笑い飛ばしていることだろう。
とはいえ長い人生を共に歩いて行く上で、いつかは越えなければならない壁だ。
彼女の精一杯の勇気は驚くと共に嬉しかった。
俺は少しずつ少しずつ慣らしていくように彼女を愛していった。
全身を真っ赤にさせて恥ずかしがりながらも必死でそれに応えようとする姿がいじらしかった。
こうしてゆっくりと、でも着実に未来へ進んでいこう。
俺と美羽の思いは間違いなく同じ方向を見ていた。
俺は彼女に内緒で婚約指輪を買いに行った。
自慢じゃないが女のために何かを買うなんて人生で初めてのことだった。
その初めての贈り物が婚約指輪であることが、この上なく幸せなことに感じた。
あとは時期をみてこれを彼女に渡すだけだ。
彼女はきっと受け入れてくれるだろう。
驚きに目を見開いて顔を真っ赤にして固まりながら。
想像すると容易に浮かんでくるその姿に、思わず笑いが零れてくる。
幸せを実感していた。
だがそんな油断があの悲劇を生んでしまった。