正しい小鳥の愛し方【愛を知る小鳥 特別番外編】
彼女の第一印象は地味だが清楚、その一言に尽きる。
会社の履歴書を見たときは何て地味な女だと思った。
だがそんな女こそ今の自分には必要な人材だった。
適当に続けてきた女との関係が、徐々に仕事にも影響を来し始めていた。
これまでいい加減にやってきたツケが回ってきてしまったのだ。
学生の頃、数少ない友人の三浦大成からいい加減ちゃんとした相手を見つけろと散々忠告されていたことを思い出す。適当で済むのははじめだけだと。必ずどこかでそのしっぺ返しがくるんだぞとしつこく言われた。
あの頃はその忠告すら適当に笑って受け流していた。
だが友人の言葉は真実だった。
所詮上辺だけの付き合いは肉体的な欲求以外は何の利益も生まない。
己の欲望を剥き出しにした女達の争いほど醜いものはなかった。
しかしその原因を作っていたのは他でもない俺自身だ。
一番の最低野郎は俺だった。
いい加減この負のスパイラルから抜け出さなければと決意して探した人材が美羽だった。
彼女の存在は上層部の間では割と有名だった。
短大卒だが仕事ができる人間がいると。
新しい秘書を探すにあたって、彼女の話がふと思い出された。
履歴書をチェックすると年齢に見合わず驚くほどの資格を有していた。
そしてあの地味な装い。
聞けば男性にはとんと興味を示さない女で有名だというじゃないか。
その時点で即決だった。
会社の履歴書を見たときは何て地味な女だと思った。
だがそんな女こそ今の自分には必要な人材だった。
適当に続けてきた女との関係が、徐々に仕事にも影響を来し始めていた。
これまでいい加減にやってきたツケが回ってきてしまったのだ。
学生の頃、数少ない友人の三浦大成からいい加減ちゃんとした相手を見つけろと散々忠告されていたことを思い出す。適当で済むのははじめだけだと。必ずどこかでそのしっぺ返しがくるんだぞとしつこく言われた。
あの頃はその忠告すら適当に笑って受け流していた。
だが友人の言葉は真実だった。
所詮上辺だけの付き合いは肉体的な欲求以外は何の利益も生まない。
己の欲望を剥き出しにした女達の争いほど醜いものはなかった。
しかしその原因を作っていたのは他でもない俺自身だ。
一番の最低野郎は俺だった。
いい加減この負のスパイラルから抜け出さなければと決意して探した人材が美羽だった。
彼女の存在は上層部の間では割と有名だった。
短大卒だが仕事ができる人間がいると。
新しい秘書を探すにあたって、彼女の話がふと思い出された。
履歴書をチェックすると年齢に見合わず驚くほどの資格を有していた。
そしてあの地味な装い。
聞けば男性にはとんと興味を示さない女で有名だというじゃないか。
その時点で即決だった。