正しい小鳥の愛し方【愛を知る小鳥 特別番外編】
それからしばらく体を寄り添わせていると、次第に俺にも眠気が襲ってきた。
シャワーも着替えも何一つしていないが、このまま気持ちいい眠りの世界へ落ちていこう・・・。
だが、まったりとしながらそんなことを考えていた俺の体が突然反転した。
「・・・・え?」
何が起こったかさっぱりわからず顔を上げると、仰向けになった俺の腹の上に美羽が馬乗りで座っている姿が目に入ってきた。
・・・・これは何かの幻だろうか?
そうだ、俺はあのまま眠って夢を見ているに違いない。美羽がこんな行動をするわけがないのだから。夢なら夢でいい気分を味わわせてもらおう。そう思った俺は目を閉じて体の力を完全に抜いた。
「・・・ん?」
ふんわりした温かい感触を感じて目を開けると、逆に見えないほどすぐ目の前に美羽の顔があった。
・・・・この感触はキスされてる?
なんていい夢なんだ。というか俺は欲求不満なのか?あれだけ貪欲に彼女を求めているというのにこんな夢を見るなんて。
苦笑いは止まらないが俺はそのまま美羽の背中に手を回して引き寄せた。
「・・・・駄目です!」
「え・・・?」
回したはずの手はバリッと引き剥がされ、そのまま小さな手でベッドの上に縫い付けられた。
この手の感触に腹部に感じる美羽の体温、夢にしては妙に生々しい。
・・・・・現実か?!
「駄目っ!!」
慌てて体を起こそうとした俺の胸に手をつき凄い力で押し戻されてしまった。
ボフッという音を立てて俺の体は再びベッドに横たえられた。
「美羽・・・?」
一体どうしたっていうんだ?
見上げた美羽は怒っているような、困っているような、何とも複雑な顔で俺を見下ろしている。
シャワーも着替えも何一つしていないが、このまま気持ちいい眠りの世界へ落ちていこう・・・。
だが、まったりとしながらそんなことを考えていた俺の体が突然反転した。
「・・・・え?」
何が起こったかさっぱりわからず顔を上げると、仰向けになった俺の腹の上に美羽が馬乗りで座っている姿が目に入ってきた。
・・・・これは何かの幻だろうか?
そうだ、俺はあのまま眠って夢を見ているに違いない。美羽がこんな行動をするわけがないのだから。夢なら夢でいい気分を味わわせてもらおう。そう思った俺は目を閉じて体の力を完全に抜いた。
「・・・ん?」
ふんわりした温かい感触を感じて目を開けると、逆に見えないほどすぐ目の前に美羽の顔があった。
・・・・この感触はキスされてる?
なんていい夢なんだ。というか俺は欲求不満なのか?あれだけ貪欲に彼女を求めているというのにこんな夢を見るなんて。
苦笑いは止まらないが俺はそのまま美羽の背中に手を回して引き寄せた。
「・・・・駄目です!」
「え・・・?」
回したはずの手はバリッと引き剥がされ、そのまま小さな手でベッドの上に縫い付けられた。
この手の感触に腹部に感じる美羽の体温、夢にしては妙に生々しい。
・・・・・現実か?!
「駄目っ!!」
慌てて体を起こそうとした俺の胸に手をつき凄い力で押し戻されてしまった。
ボフッという音を立てて俺の体は再びベッドに横たえられた。
「美羽・・・?」
一体どうしたっていうんだ?
見上げた美羽は怒っているような、困っているような、何とも複雑な顔で俺を見下ろしている。