正しい小鳥の愛し方【愛を知る小鳥 特別番外編】
怪しい小鳥の秘め事
それはいつもと変わらない日常の中での出来事だった。
「潤さん、今度お出かけしてもいいですか?」
食事を終えてソファーでまったりしていたところで突然美羽がそんなことを口にした。
「ん?あぁ構わないぞ。どこに行きたいんだ?」
美羽からお願いしてくるなんて珍しいこともあるもんだ。どこでも好きな所に連れて行ってやろう。
俺は二つ返事でOKした。
「あ、違うんです。えっと・・・・一人で出掛けてもいいですか?」
「・・・・・え?」
一瞬だけ彼女が言った言葉の意味がわからない。
彼女と一緒になってから、これまで一度たりとも別行動をとったことはない。
別に束縛しているわけでもないし、べったり付きまとっているわけでもない。美羽も自分から何をしたいどこに行きたいと言うこともなく、気が付けば一緒に行動している、それが俺たちの中での当たり前になっていた。
「一人って・・・」
「あ!違うんです!一人って言ってもあかねさんと一緒なんです。ちょっと二人でお出かけしたいな~なんて。・・・・駄目ですか?」
訝しい顔をする俺を見て美羽は慌てて弁解する。
・・・・御堂と二人で出掛けるのに何故そんなに慌てる必要があるのだろうか?
俺は妙な引っかかりを覚える。
それに何よりも気になることがある。
「いいけど・・・体は大丈夫なのか?」
「あ、はい。今は随分落ち着いてきましたし、あかねさんもいてくれますから。絶対に無理はしません」
「潤さん、今度お出かけしてもいいですか?」
食事を終えてソファーでまったりしていたところで突然美羽がそんなことを口にした。
「ん?あぁ構わないぞ。どこに行きたいんだ?」
美羽からお願いしてくるなんて珍しいこともあるもんだ。どこでも好きな所に連れて行ってやろう。
俺は二つ返事でOKした。
「あ、違うんです。えっと・・・・一人で出掛けてもいいですか?」
「・・・・・え?」
一瞬だけ彼女が言った言葉の意味がわからない。
彼女と一緒になってから、これまで一度たりとも別行動をとったことはない。
別に束縛しているわけでもないし、べったり付きまとっているわけでもない。美羽も自分から何をしたいどこに行きたいと言うこともなく、気が付けば一緒に行動している、それが俺たちの中での当たり前になっていた。
「一人って・・・」
「あ!違うんです!一人って言ってもあかねさんと一緒なんです。ちょっと二人でお出かけしたいな~なんて。・・・・駄目ですか?」
訝しい顔をする俺を見て美羽は慌てて弁解する。
・・・・御堂と二人で出掛けるのに何故そんなに慌てる必要があるのだろうか?
俺は妙な引っかかりを覚える。
それに何よりも気になることがある。
「いいけど・・・体は大丈夫なのか?」
「あ、はい。今は随分落ち着いてきましたし、あかねさんもいてくれますから。絶対に無理はしません」