正しい小鳥の愛し方【愛を知る小鳥 特別番外編】
「はい。今日休ませてもらったのはこの準備をするためです。本当は休みたくなかったんですけど、今の体だとゆっくりしかできないので・・・申し訳ないと思ったんですけど思い切って休みを取らせてもらいました。我が儘を言ってごめんなさい。それから、最近色々とおかしな行動を取ってしまったことも」
「美羽・・・」
俺が疑問に思っていることに気付いていたのか。
「私、誕生日のお祝いをするのなんて生まれて初めてで、どうしたらいいのか全然わからなくて・・・しかも相手は男性だから尚更わからないことばかりで。だからあかねさんや成田さんに色々と相談にのってもらってたんです。気に入ってもらえるかわかりませんけど・・・これ、プレゼントです。あかねさんが一緒に行ってくれたんです」
そう言って美羽はテーブルの下から綺麗に包装された袋を俺に差し出した。
そういうことだったのか。
これまでの美羽の不思議な行動の数々がパズルのようにピタリとはまっていく。
彼女の言うとおり、一度も経験したことのないお祝いをどうしていいのか本当にわからなかったのだろう。俺だって誰かのために何かをしてやるなんてこと、彼女に出会うまでは知りもしなかった。
「美羽、ありがとう。嬉しいよ」
俺がそう言うと嬉しそうにはにかんだ。俺は受け取ったプレゼントの封をゆっくり解いていくと、中には上品な革製の名刺入れと、いかにも高級品だとわかる万年筆が入っていた。俺が仕事でよく使っているのを知っているからだろう。
「あぁ、凄くいいな・・・本当に嬉しいよ。ありがとう。大切に使わせてもらうよ」
心からの笑顔でそう言うと、美羽も花を咲かせたような顔で嬉しそうに笑った。
「美羽・・・」
俺が疑問に思っていることに気付いていたのか。
「私、誕生日のお祝いをするのなんて生まれて初めてで、どうしたらいいのか全然わからなくて・・・しかも相手は男性だから尚更わからないことばかりで。だからあかねさんや成田さんに色々と相談にのってもらってたんです。気に入ってもらえるかわかりませんけど・・・これ、プレゼントです。あかねさんが一緒に行ってくれたんです」
そう言って美羽はテーブルの下から綺麗に包装された袋を俺に差し出した。
そういうことだったのか。
これまでの美羽の不思議な行動の数々がパズルのようにピタリとはまっていく。
彼女の言うとおり、一度も経験したことのないお祝いをどうしていいのか本当にわからなかったのだろう。俺だって誰かのために何かをしてやるなんてこと、彼女に出会うまでは知りもしなかった。
「美羽、ありがとう。嬉しいよ」
俺がそう言うと嬉しそうにはにかんだ。俺は受け取ったプレゼントの封をゆっくり解いていくと、中には上品な革製の名刺入れと、いかにも高級品だとわかる万年筆が入っていた。俺が仕事でよく使っているのを知っているからだろう。
「あぁ、凄くいいな・・・本当に嬉しいよ。ありがとう。大切に使わせてもらうよ」
心からの笑顔でそう言うと、美羽も花を咲かせたような顔で嬉しそうに笑った。