正しい小鳥の愛し方【愛を知る小鳥 特別番外編】
俺は立ち上がると美羽のいる方まで歩いて行った。
「潤さん?」
そして不思議そうに見上げる美羽を立ち上がらせると、そのまま彼女の体ごと抱きしめた。回した手にギュッと力を込めると、やがて彼女の手も俺の背中に回された。互いのぬくもりを感じたまましばらくその心地よさに浸る。
「私・・・すごく幸せです」
腕の中で美羽がそんなことを呟いた。俺は彼女の顔を見下ろすと、おでこをくっつけて負けじと言った。
「それはこっちのセリフだろ?・・・本当に幸せだよ。ありがとう。自分の誕生日なんてもう何十年も意識したこともなかったのに、お前とだったらこんなに嬉しいなんてな」
美羽はふふっと笑った。
「本当ですね。私も初めてのことでどうしていいかわからなかったんですけど、でも毎日がドキドキワクワクで凄く楽しかったです。これも全部潤さんのおかげです。ありがとうございます」
とてもお腹に子どもがいる母親だとは思えないほど無邪気な顔で笑う美羽がたまらなく眩しい。俺は照れを隠すようにもう一度美羽の体を抱き込むと、頭に顎を乗せて溜息をついた。
「潤さん?」
そして不思議そうに見上げる美羽を立ち上がらせると、そのまま彼女の体ごと抱きしめた。回した手にギュッと力を込めると、やがて彼女の手も俺の背中に回された。互いのぬくもりを感じたまましばらくその心地よさに浸る。
「私・・・すごく幸せです」
腕の中で美羽がそんなことを呟いた。俺は彼女の顔を見下ろすと、おでこをくっつけて負けじと言った。
「それはこっちのセリフだろ?・・・本当に幸せだよ。ありがとう。自分の誕生日なんてもう何十年も意識したこともなかったのに、お前とだったらこんなに嬉しいなんてな」
美羽はふふっと笑った。
「本当ですね。私も初めてのことでどうしていいかわからなかったんですけど、でも毎日がドキドキワクワクで凄く楽しかったです。これも全部潤さんのおかげです。ありがとうございます」
とてもお腹に子どもがいる母親だとは思えないほど無邪気な顔で笑う美羽がたまらなく眩しい。俺は照れを隠すようにもう一度美羽の体を抱き込むと、頭に顎を乗せて溜息をついた。