正しい小鳥の愛し方【愛を知る小鳥 特別番外編】
「はぁ~~、お前達はいつになったらそういうのが落ち着くんだ?」
「「えぇ~?藤枝君(潤)が生きてる限り?」」
似た者夫婦の声が見事にハモった。
「ぷっ、あははははは!」
大きなお腹を抱えて笑う美羽と、大きな溜息を零す俺。
これもずっと変わらない風景だ。
結局、あれから美羽は仕事に復帰せずに退職した。
本当は復帰する心づもりでいたのだが、いざ諒がこの世に誕生すると、一緒にいてやれる間は少しでも多くの時間を過ごしたいという気持ちに変わった。
それは、家族というものを知らずに育った俺たちの共通の願いでもあった。
そして今。
たくさんの宝物に囲まれて大変ながらも日々幸せを噛みしめている。
毎日戦争のようだと美羽は言うが、その顔は幸せに満ち溢れている。
人生諦めなければ、誰にだって幸せを掴むチャンスはある。
何の希望も持たずにただ日々を過ごしていた俺と美羽の未来がこんな笑顔に溢れるものになっているなんて、一体誰が想像したというのだろうか。
だがそれは紛れもない現実なのだ。
俺たちは誰よりも幸せだと胸を張って言える。
君に出逢えたから。
「「えぇ~?藤枝君(潤)が生きてる限り?」」
似た者夫婦の声が見事にハモった。
「ぷっ、あははははは!」
大きなお腹を抱えて笑う美羽と、大きな溜息を零す俺。
これもずっと変わらない風景だ。
結局、あれから美羽は仕事に復帰せずに退職した。
本当は復帰する心づもりでいたのだが、いざ諒がこの世に誕生すると、一緒にいてやれる間は少しでも多くの時間を過ごしたいという気持ちに変わった。
それは、家族というものを知らずに育った俺たちの共通の願いでもあった。
そして今。
たくさんの宝物に囲まれて大変ながらも日々幸せを噛みしめている。
毎日戦争のようだと美羽は言うが、その顔は幸せに満ち溢れている。
人生諦めなければ、誰にだって幸せを掴むチャンスはある。
何の希望も持たずにただ日々を過ごしていた俺と美羽の未来がこんな笑顔に溢れるものになっているなんて、一体誰が想像したというのだろうか。
だがそれは紛れもない現実なのだ。
俺たちは誰よりも幸せだと胸を張って言える。
君に出逢えたから。