君の気持ちが知りたくて。
でもよかった
なんとかマキ達と栞奈仲良くなれそう
そんなこんなで授業は
あっと言う間に終わりのチャイムが鳴る
みんなゾロゾロと各教室へ帰る
私達も帰ろうとした時
「なぁ めいり 兄貴に今日は
帰ってくるように言ってくれ
出張から親父が帰ってくるからさ」
「ぇ?あ、あ うん!わかった」
「じゃ、よろしく」
たったそれだけだった
1時間同じ空間にいて
最後の最後に交わしたこの会話だけ
それでも私は言葉に表せないくらい
嬉しくて、涙が溢れその場に崩れた
そんな私を見てられなかったのか
栞奈は黙って私を保健室まで
連れてってくれた
この時間先生はいないのか
保健室は誰もいなくて
私の涙が落ち着いた後も
栞奈と私は保健室で授業をサボった
そのあとHRだけ出て
いつも通り帰宅した。