君の気持ちが知りたくて。
嫌がらせ


オリエンテーションが終わり
前よりか少しは距離が縮まった気が
した私とマキだけど、
あれから何かあるわけでもなく
いつもと変わらない学校生活を送った

少しさみしい気持ちはあるけど
あーやって話せたことが
大進歩だよね!?
焦らずゆっくり頑張ろうかな?

なんて考えてたら
また授業に遅れそうっ


「めいり〜 遅れちゃう!早く!」


栞奈にそう急かされ
仕方なく自分の教室に戻るとき
少しフラッとした

なんでだろ夏バテかな?

あんまり気にも止めないで
教室に戻りいつも通り授業を受けた



昼休みになり栞奈と食堂に向うと

「うわぁ〜 混んでるね」

いつも以上に混んでいて
人で溢れていた

そしてまたクラッときて栞奈に
捕まると

「どしたのめいり!顔色悪いよ?」

単なる夏バテだろうし

「大丈夫、大丈夫!多分夏バテっ」

「ほんと?無理しないでね」

「ありがと! てか人多いし教室
戻ろっか?」

「そうだね!」

教室戻ろうと階段を降りようとした時
急にまた立ちくらみがきて

「めいり!危ない!」

「わっ」

そのまま手すりを掴めなくて
階段から落ちてしまった

うそ!やだ。
怖くてギュッと目をつぶると

ドスッ

誰かとぶつかりそのまま階段から落ちた

「おい、てめぇ ってえ?おい、めいり」

聞き覚えのある声が聞こえたところで
記憶が飛んだ。
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