君の気持ちが知りたくて。
教室に戻ろうと保健室から出ると
授業中なはずが何故かマキがいた
「マキ?授業はどうしたの?」
「出てねぇ。」
そういったマキは手首に
包帯を巻いていた
「ごめんね。 手首..
さっきので怪我したの?」
「いや、大したことねぇ」
「ごめんね。でもありがと!
マキがいなかったら私病院送りだった
って先生に怒られちゃったっ笑」
「大丈夫ならいい」
そう言ってマキは歩き出した
でもなんでこんなとこにいたんだろ
保健室に用事でもあったのかな?
やっぱり手首痛いのかな..
なんかすごく悪いことしちゃったな
「ねぇ、待って!
心配してきてくれたの?」
ってそんなわけないよね..
振り返ったマキは
「うぬぼれてんじゃねーよ」
そう言ってマキは笑って見せた
「ばか。」
そう言って私もつられて笑う
今の2人は昔みたいに笑い合えるのに
なぜいつもはあんなにお互い
距離をとるのだろう
なんとも言えない気持ちを胸に
私もマキを追いかけるように
教室に戻った