君の気持ちが知りたくて。
次の休み時間に
心配してくれてた栞奈は
半泣きになりながら走ってきた
「めいり〜 無事でよかったっ」
「ごめんね心配かけて」
「ううん。大丈夫ならいいの」
「ありがとう」
栞奈はほんと心配性なんだからっ
“ねぇ田宮さん!3組の子が呼んでるよ”
え?3組に友達なんかいないんだけどな..
なんだろう?
「ねぇ、めいり これってさっきの..」
そうだ、どーせマキのファン達だよ
「そうかもねっ」
「私もついて行こうか?」
栞奈はそう言ってくれたけど
巻き込む訳にはいかないし..
「大丈夫っ!すぐ戻ってくるから!」
栞奈にそう言い残し
私は呼ばれた3組に向うと
廊下の角に差し掛かった時
バッシャーンッ
気づけば全身水浸し
一瞬のことすぎて理解できない
「なにこれっ」
“キャハハハッ”
そんな笑い声と共に走り去る
足音が響いた