君の気持ちが知りたくて。
このままじゃいられないから
保健室に向かおうと歩き出すと
ドスッ
誰かとぶつかる
でも、今はそんなの気にならなくて
無視して歩き出そうとすると
パシッ
誰かに手首を掴まれて歩き出せない
「田宮さん?どうしたの?」
え?誰?こんな時に知り合いに
会うなんて最悪なんだけど..
仕方なく振り向くと
そこには沖田くんが心配そうに
私の顔を覗き込んでいた
「ぁ、うん。全然大丈夫!」
よりによってなんで沖田くんなの?
苦手なんだよねこの人..
「何があったの?とりあえず
保健室まで送っていくよ。」
「いや、気にしないで 大丈夫だから」
「水浸しの女の子をほって置けないよ」
しつこいので仕方なく
送ってもらうことにした