君の気持ちが知りたくて。


ぴとっとおでこに冷たい物が当たり
私は目を覚ました

あ、横になってそのまま
寝ちゃってたんだ。

「おはよ。」

ん?あれ?



え?マキ...ってかなんでいるの?

「ぉ、おはよっ」

「はい、これあげる」

そう言って渡された袋には
スポーツドリンクとゼリーと
冷えピタが入っていた

「わざわざありがとっ
でも学校は?」

「今から行く」

「そっか..気をつけてね?」

「あぁ さんきゅ」

そう言って部屋のドアノブに手をかけ
私の方に振り返り

「晩飯。何食べたいか連絡して」

「わかった!連絡するね
行ってらっしゃいっ」

朝からこれはズルい
しかも弱ってる時にこの優しさ...

「反則だよ〜」

きっと今私はいつも以上に赤面してる
熱のせいかもしれないけど
顔がいつもより熱い

マキにもらった冷えピタを貼り
寝ようとしたけどなかなか寝れなかった
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