君の気持ちが知りたくて。


マキも用意ができたみたいで
一緒に朝ごはんを食べる

「ごちそーさん」

そう言ってマキは玄関に向う

「待って、待って!」

「ん?」

「はい、これ!」

「弁当?さんきゅ」

「残しちゃダメだよ?笑」

「わーったよ」

よし、こーなったら仕返しだっ!

「待ってマキ」

マキが振り返ったとき
背伸びして頬っぺたに
キスしようとした時..

マキは180cm以上あるから
うまく届かなくてバランスを崩し
まさかの口にキスしてらしまった

驚いて目を見開くと
マキとバチッと目が合って

「あ、ごめん。いや そのっ」

「いや、いい。気にすんな」

「ぃ、いまのは事故っていうか..」

「ぉ、おん。行ってくるわ」

「ぃ、いってらっしゃ〜い」

仕返しのはずだったのに..
なんでうまくいかないの〜

自分の大胆な行動が今更恥ずかしくて
しばらくその場を動けなかった
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