君の気持ちが知りたくて。
とりあえず助けを求める為に
ママと啓兄に電話する
でも、2人共仕事で出ない。
不安になり涙が止まらない
栞奈は女の子だから助けを求める訳には
いかないし、もうマキしかいない
plulululu~plulu
【はい】
【ッヒク...たすけてぇ...】
【おい、どうしたんだよ】
【たすけてぇ..まきとぉ】
【今どこにいんだよ!】
【い、いま ッヒク家のガレージの影っ】
【動くんじゃねーぞ】
マキに動くなって言われたけど
見つかったらどうしよ...
まだ男は家の前ウロついてるし
タッタッタッタッ
3分もしないうちにマキが走ってきた
「あの、この家になんか用すか?」
“いや別に..”
そういい男は足速に去って行った
私は怖すぎてわけもわからず
マキに飛びついた
「ッヒク 」
「何にしてんだよお前わ!」
そう言いながら優しく抱きしめ
背中をさすってくれるマキ
「とりあえず 俺ん家行くぞ」
そう言って手を引いてくれた。