君の気持ちが知りたくて。


ガチャッ

『槇斗〜 どこ行くか言って行きなさ..
めり!?どうしたの?
何があったの?』

ただ事ではないと思った槇ママは
心配して声をかけてくれるけど
今は喋れる状態じゃない。

「こいつ今喋れる状況じゃねぇ
恭香さんに預かってるって
連絡入れといて」

『わかったわ!めり?落ち着くまで
うちにいていいからね?』

お礼も言えずに手を引かれ
マキの部屋に入った。

「飲みもん取ってくる」

そう言って部屋を出るマキを横目に
私はベットに腰をかけた

そっと部屋を見渡すと
昔来てた時みたいに
私の物がたくさん残ってた

それを見ると嬉しくてまた泣けてきた

落ち着く為に私の大好きな
キャラクターのクッションを
抱きしめた。

ガチャッ
「はい、これ」

渡されたのは私の大好きな
ミルクティーだった
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