君の気持ちが知りたくて。


「こっちから言わしてもらえば
好き勝手言ってのはあんた達じゃない

槇斗のこと本気で好きなら
せこいことばっかしてないで
本気で私から奪ってみせなさいよ

本気でぶつかりなさいよ

そこまでの覚悟がない人に
槇斗を好きでいる資格なんかない。」


そう言って立ち去ろうとすると


“うるせぇんだよー!”

そう言って教室からイスが飛んできた

バーンッガシャーン

イスは私にぶつかり
そのまま廊下の壁に吹っ飛んだ

「痛っ」

イスは足に当たり
大怪我はしなかったけど
当たり処が悪く立ち上がれない

相手の女の子達は
さすがにまずいと思ったのか
走ってその場を逃げ出した

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