君の気持ちが知りたくて。



「そんな事があったなんて知らなくて
私、神田のことなんかやめなよって
そんな軽く言える話しじゃないよね
ごめんね、めいり」

「いーの!聞いてくれただけで」



コンコンッ ガチャ
急に部屋の扉が開いた


「おかえり〜 なんてねっ 笑」

ママ以上に空気の読めない奴が来た

「祐太先輩!なんでいるんですか?」

よかったじゃん栞奈
言ってた通り祐兄に会えて
なんて心の中で思いながら...

「栞奈ちゃんだっけ?啓太の部屋に
居候してんだよね最近!笑」

「最近っていつものことじゃん!」

栞奈ったら名前呼ばれただけで
顔真っ赤だし
そんな好きなんだね祐兄のこと

「あれ〜?めりまた泣いたの?
目真っ赤だよ?栞奈ちゃんは
お顔が真っ赤だけどね 笑」

ほんと祐兄は一言多いんだから
おかげで栞奈は方針状態

「ねぇめり?また槇斗のことだろ?
やめなよもう あんな餓鬼んちょ
めりも痛い目見たでしょ〜?笑」

そうやっていつもからかってくる
いまそんな気分じゃないんだけどなぁ
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