君の気持ちが知りたくて。

・・バンッ


「祐太先輩!
今のは許せません。
めいりは一生懸命なんです
それをからかうなんて
デリカシー無さ過ぎません?
めいりに謝ってください。」

さっきまで祐兄に目ハートマークだった
栞奈が急に怒った。
こんな怒った栞奈みたの初めてだよ
ましてや好きな人に私の為に
怒ってくれるなんて...
また泣けてきちゃったよ

「ほら!先輩のせいで
まためいりが泣いちゃった
じゃないですか!」

「ヒクッ ちっ、違うの栞奈
嬉し泣きだよ。 私の為に怒って
くれて嬉しいの」

「めいり〜 泣かないの〜」

「あ、あのさ!」
祐兄が気まずそうに話し始めた

「ごめんね。めり
そんなつもりじゃなくて
栞奈ちゃんもありがとう
めりにこんな良い友達が
いるなんて、なんか俺まで嬉しいよ」

「いや私こそ先輩に偉そうに...
ごめんなさい。」

「いや、謝らないで!じゃ後でね」

「あ、はい!」

本当は祐兄も優しいとこあるんだよね
いつもふざけててからかってくるけど
不器用なだけなんだよね?
そういうとこマキに似てる。
祐兄のダメなとこも栞奈に
もっと知ってもらって
2人が上手くいくといいな...
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