褐色のあなたに水色のキミ
ひとりの夜に
そんなことがあってから、ティータイムに春日園の彼とはち合わせると、挨拶をするようになった。
でも、彼とはそれだけの関係。彼からすると私は『自社製品をよく買ってくれるお客さん』。それをわかっていながら知らんぷりもできないから、挨拶をしてくれているんだと思う。
イケメンで爽やかな彼から挨拶されるのは、正直、嬉しい。でもそれ以上、何かを期待することもなかった。
金曜日のティータイム。ティーソーダを買って、ケータイ小説を読んでいると、スマホがメールを受信した。
『今日、職場の同僚と飲みに行くことになったから、会えない。ごめん』
一誠さんからのメール。今日は、来ないんやね…。寂しい反面、ちょっとホッとしている自分がいた。
『いつも時間を作ってくれて、ありがとう。私は大丈夫やから、無理せんといて?』
そう返信した。無理に時間を作って、毎週会いに来なくても、いいよ。
そう思いながら、ティーソーダを口にした。ほんのり甘い紅茶の味とソーダの味が、口の中で爽やかにはじけた。
でも、彼とはそれだけの関係。彼からすると私は『自社製品をよく買ってくれるお客さん』。それをわかっていながら知らんぷりもできないから、挨拶をしてくれているんだと思う。
イケメンで爽やかな彼から挨拶されるのは、正直、嬉しい。でもそれ以上、何かを期待することもなかった。
金曜日のティータイム。ティーソーダを買って、ケータイ小説を読んでいると、スマホがメールを受信した。
『今日、職場の同僚と飲みに行くことになったから、会えない。ごめん』
一誠さんからのメール。今日は、来ないんやね…。寂しい反面、ちょっとホッとしている自分がいた。
『いつも時間を作ってくれて、ありがとう。私は大丈夫やから、無理せんといて?』
そう返信した。無理に時間を作って、毎週会いに来なくても、いいよ。
そう思いながら、ティーソーダを口にした。ほんのり甘い紅茶の味とソーダの味が、口の中で爽やかにはじけた。