犬男子、拾っちゃいました。
 「ただいま〜…」


 シーンとしたままの部屋に、あたしは違和感を覚えた。   


 「ライウ?どうしたの〜?」


 ライウの声が聞こえない。


 あたしは大急ぎでリビングに飛び込んだ。


 「ライウ!ライウ!」


 ライウはソファーの上に、苦しい顔をして横になっていた。
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