雨の日は大声で歌をうたおう
Vol.17 マンガを描くのが好きだった
子供の頃、絵を描くのが好きだった。
絵筆で描くのではなく、お姫様とか女の子とかのマンガ。
暇があれば描いていた。
授業中も、勉強なんか嫌いだったから、ノートには女の子の絵ばかり並んでいた。
クラスの女の子は、新しい自由帳を卸す時、
最初のページに私にマンガ描いてくれ、って言いにきたくらいなんだから。
そして私の机をみんなが囲んで、「上手いなぁ」と感嘆の声を上げた。
いつからあの絵を描かなくなったんだろう?
小学校高学年くらいだったろうか。
アニメオタクの女の子達がぽつぽつ出てきだした。
周囲の目を気にせず、2次元の人物を本気で恋し、
(シティーハンターとか大人気だった!)
彼女らしか通じない言葉を話し、
独特の世界を作り上げていた。
私は周りの視線ばかり気にしている自意識過剰の子だったから
同類と思われたら困る!と描かなくなった。
この間、道を歩いていたら、
私の前に小学生の女の子2人がお喋りしながら下校していて、
自由帳に描いたマンガを見せ合っていた。
1人の女の子の片手には、図書館で借りたらしい少年少女文学全集の1冊なんか
を持ってて
過去の私を思い出した。
子供の頃、絵を描くのが好きだった。
絵筆で描くのではなく、お姫様とか女の子とかのマンガ。
暇があれば描いていた。
授業中も、勉強なんか嫌いだったから、ノートには女の子の絵ばかり並んでいた。
クラスの女の子は、新しい自由帳を卸す時、
最初のページに私にマンガ描いてくれ、って言いにきたくらいなんだから。
そして私の机をみんなが囲んで、「上手いなぁ」と感嘆の声を上げた。
いつからあの絵を描かなくなったんだろう?
小学校高学年くらいだったろうか。
アニメオタクの女の子達がぽつぽつ出てきだした。
周囲の目を気にせず、2次元の人物を本気で恋し、
(シティーハンターとか大人気だった!)
彼女らしか通じない言葉を話し、
独特の世界を作り上げていた。
私は周りの視線ばかり気にしている自意識過剰の子だったから
同類と思われたら困る!と描かなくなった。
この間、道を歩いていたら、
私の前に小学生の女の子2人がお喋りしながら下校していて、
自由帳に描いたマンガを見せ合っていた。
1人の女の子の片手には、図書館で借りたらしい少年少女文学全集の1冊なんか
を持ってて
過去の私を思い出した。