続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
「じゃあ、なんだよ?
んな辛気臭い顔すんなよ」


空いた左手で、カズの肩をチョンと小突く。


するとカズは、またもや大きなため息を、「はー……」という大きな声とともに吐き出した。


そして、俺と視線を合わせることなく、口早に言った。


「王河。
なにが “サンキュー” なんだよ?」


「ん?
なにがって……」


続きの言葉を口に出そうとして、その前に、笑いそうになるのをようやく堪える。




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