続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
『乃愛とのデート。
特別に代わってあげる』


生意気そうな顔。


『17時半に、K駅で待ち合わせだから』


ツンとあごを上にあげて、ロングの黒髪を手で払う。


『感謝しなさいよっ』


わめくような、乱暴な口調。


でも、それが……。


照れ隠しのための“わざと”だとわかってしまった。


『あっ、そうだ。
間違っても、あたしの告白に返事なんかしようと思わないでよね』


『…………』
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