続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
それどころか……自分のことを”大ッキライ”とまで、言わせてしまった。


それもこれも……。


“すき”って、二文字を俺が乃愛に言わないせい。


たった二文字、たったふたことの言葉を口にできなかったせいで、こんなにも乃愛を苦しめた。


ごめん、乃愛。


知らなかったよ。


俺、こんなにも、乃愛に愛されていたなんて。


「ほんと、ごめん」


謝罪の言葉を口にして、俺は乃愛を抱きよせた。
< 319 / 378 >

この作品をシェア

pagetop