続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
背中を数回ポンポンと叩く。


それから、あることを思いついて……。


俺は乃愛の耳に囁いた。


「予定変更。
乃愛。
今日の花火は、あそこで見よっか?」


「……え?」


涙で光る目を俺に向ける乃愛。


そんな彼女に微笑んで、俺は乃愛の手をとり、歩き出した。


「俺、乃愛に。
伝えたいことがあるんだ。
俺と乃愛の……秘密の場所で」

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