続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
「で、それから……。
ふたりの秘密って言ってた」
「…………」
「でも……。
なにが秘密なんだっけ?」
俺の隣にしゃがんで、手を見つめる。
「王河に『忘れろ』って言われたから……。
あたし、忘れちゃった。
王河の言ったことも。
王河がしていたことも」
眉を八の字に下げて、悲しそうな表情を浮かべる。
どこまでも素直な乃愛。
こんな風に、俺も素直になりたい。
そう思った瞬間、俺はスコップに手ごたえを感じた。
ふたりの秘密って言ってた」
「…………」
「でも……。
なにが秘密なんだっけ?」
俺の隣にしゃがんで、手を見つめる。
「王河に『忘れろ』って言われたから……。
あたし、忘れちゃった。
王河の言ったことも。
王河がしていたことも」
眉を八の字に下げて、悲しそうな表情を浮かべる。
どこまでも素直な乃愛。
こんな風に、俺も素直になりたい。
そう思った瞬間、俺はスコップに手ごたえを感じた。