続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
だって……。


「ごめん。
乃愛。
ずっと待たせて……。
本当にごめん」


こんな風に、素直に、自分の気持ちを口にすることができるから。


「……え?
なに?
なんで、王河……謝るの?」


おどおどと、心配そうな表情を浮かべる。


そんな乃愛に、俺は、ずっと口にできなかった言葉を言った。


「俺。
乃愛のこと、大好きだよ」


「……え?」


キョトンと、首を横にかしげる乃愛。
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