続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
目と目が合う。


「これから俺が言う事、耳の穴かっぽじって、よく聞けよ」


どこかで聞いたようなセリフを口にして。


大きく息を吸い込んで、俺は大声でこう言った。


「鶴元乃愛さん。
大好きです。
だから、俺と付き合ってください」


言い終わると同時に、深々と頭を下げる。


「え……。
好き?」


戸惑った……揺れる細い声。


乃愛を見ると、驚いたように、口元に手をあてていた。

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