続・幼なじみは、俺様KING!? -side王河-【完】
「うん。
好き。
大好き」


言いながら、乃愛の横に腰を下ろす。


「王河があたしを……?」


「うん」


視線を合わせて、ゆっくりとうなずく。


「……本当?」


「本当」


「夢……じゃない?」


「夢じゃない」


ハッキリと言い切って、それから俺は乃愛の左手をそっとつかんだ。


「今から証拠を見せてあげる」
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