ウチらの初恋〜natumi〜

「翼先輩、遅いな〜」


光………誰と食べてるのかな…………



「悪りい、遅くなった」


「また、寝てたんですか？」


「なんでわかった！？」


「やっぱり〜！」



「で、相談って？」


「実は……」




私は、親友の光と好きな人がかぶってしまったこと、
それで、喧嘩してしまったこと

全部、話した








「実は俺も稜と喧嘩したんだ」


「え？なんで？あんなに仲良かったのに」


「俺が、夏海といつの間にか自分より仲良くなってたから」


「それで……？」


「俺が夏海と仲良くしたらだめなのか？
って言ったら」


「別に……って」


「それで、なんか、口聞かなくなった」


「なんか、すいません……」


「夏海のせいじゃないって」



「アドバイスになんないかもしれないけどさあ」

「俺は、自分の気持ち伝えてみるつもり」


「気持ち？」


「どっかで、勘違いしてるかもしれねぇだろ？」


「あぁ、たしかに………」


「私も、光に気持ち伝えてみます」


「おう、頑張れ」


「翼先輩も頑張って！」














本当は、告白するってことも言うつもりだったけど

なんとなく、言えなかった