ウチらの初恋〜natumi〜
14.初めての彼氏
私の好きと言う言葉の直後にチャイムが鳴り翼先輩は
「じゃあな」
と一言いって行ってしまった……
「夏海!どうだった!?」
「………」
「え………だめ……………だったの?」
私は首を横に振った
「え?じゃあなんで無表情なの?」
「………………好きって言われた」
「良かったじゃん!素直に喜びなよ!」
「ねぇ、両想いだったら付き合うよね」
「え、そうでしょ」
「私と翼先輩って付き合ってるの?」
「は?告白のときに付き合ってくださいって言わなかったの?」
「私が告白したんじゃなくてさ、
翼先輩に告白された」
「えー!?良かったじゃん!!」
「え、でも付き合ってくださいとは言わなかったんだ」
「うん……」
「えー、じゃあ翼先輩に聞いたほうがいいよ」
「放課後、一緒に帰りませんか?
って言ってきたらどう?」
「………頑張ってみる」
「良かったね夏海!」
「うん、ありがと光」