叶わない恋だから


「あれ、潤。なにしてんの?」

「あ。いや、熱でた。」

「あー。まぢでか。陽菜なんて顔面にボール直撃だからな。」

「ハハッ。まぢか」


そんな話をして2人して笑ってる。


なに、話してんのよ…っ。

バカ裕也。


「もう!行くからね!」

顔をさらに真っ赤にして、私は保健室をでる。


「おい、まてよ!」

あとから、追いかけてくる裕也。

後ろをみたとき、一瞬、潤君と目があった…よね?


あれ…?

ドキドキしない。
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