薬指の約束
王子さま
中1で付き合った男の子と別れてから私はちょっと…かなり男の子が嫌いになっちゃった。 極力話したくないし目も合わせたくない!!岡田勇弥からのメールも途絶えていた。


私も中2になって、相変わらず男子嫌い病ライフを送っていた。

そんな日の夜

珍しい人からのメール

「ゆや!?」
岡田勇弥は小学生の頃からゆやって呼ばれていたんだ。

《今何してた??》
ふええええ!?急にどうしたの~~~

とりあえず返信する。

《ゴロゴロしてたよ~!》

~♪~~♪
ゆやは返信が早い。

《俺も~》

え!? ここから何を返せばいいの~!?

しばらくお互い適当にメールのやり取り。

そしてなぜかゆやの恋愛相談を受けていた。
その相手は私ではなくもう違う人。
ゆやとは同じクラス、私とは隣のクラスの女の子だったっけ。 神崎真帆 私とは家も近くて仲もそれなりに良かったから案外真面目に相談に乗ってた。

《俺、まだ真帆のこと好きなんだよね》

!?

《え!付き合ってるんじゃないの!?》

《ちょっと前に別れた~》

わー…私無神経なこと聞いちゃったー…

《そうなのか~~~大丈夫??》
なんの大丈夫??か私も分からないけどとりあえず打った文字。

《おぅ!ありがとな!》

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