薬指の約束
「え!!どーしたのみんなー!!」

私は笑った。

「あんなにいつも一緒にいたのに、今日はどうしたの…」

陽菜が心配そうな顔をした。

「あー!別れちゃった!!ふうから言ったの!!」

「「「「別れた!?」」」」

4人の声が揃う。

「そーだよ~!!大丈夫だからね~!!」

「無理して笑ってるのくらい、うちら分かるよ。」

ちかちゃんが私の頭をなでなでした。

「ふーうー!!なんで相談してくれないのこのバカ!!!!!!」

顔を真っ赤にしてももなは怒ってくれた。

「ふーうー!!」

ぎゅって抱きしめてくれたのはほっち。

その後みんなが私に抱きついてくれたよね。

「うっ…うわーーーんっ」

みんなのおかげで私、泣くことができたんだ。
ほんとに大切な友達。大好きだよ。

「ふうのことだからずっと泣けなかったんでしょ??」

「うちらのとこで泣きな!!」

「ゆやにふうか取られてて寂しかったんだぞー!!」

「ふうか、可愛いからすぐ男できるよ~!!」

みんなのおかげで今度は私、笑ってる。
ありがとみんな。


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