薬指の約束
将生
卒業式が終わって、みんなの高校も決まった。
クラスの打ち上げ、学年の打ち上げ…
毎日のように遊んだ私たち。
ゆやとはお互いの家でまったり過ごすことが多かった。
ケンカしたり、別れちゃったり、色々あったけど、みんなのおかげでわかり合うことができたね。
「ふうかぁ、こっち来て~~~」
ゆやがベットから私を呼んだ。
うぅ…ゲームしてるのに!!
ゆや、寝てばっかり!!
「無理!!今いいところなの!」
「ふうかのばーかばーかもう知らなーい」
ゆやのこんな感じ、友達の誰も知らない!
ふへへ~
可愛いゆや!
「ゆや、怒らないでよぅ」
ゆやに近づいた。
「わぁっ!!」
私はゆやの腕の中。
ゆやがぎゅっと抱きしめくれる。
「眠くなってきた」
「ふうっていつもそうじゃない??」
ゆやは私の頭を撫でる。