吸血鬼



リファースは俯いたまますいませんと呟いて頭を下げた


他の人は


女王が出て来てビックリしていた



お母様が


「皆さん中へ入って」


そう言い中へ入れた


お父様がいる部屋へ行った


私を見てお父様が


「スミレ、どうしたんだい?」


そう優しく問いた


首を横に振り続けた


お父様とお母様に囲まれて座る私、
前でわ他の人がリファース達にいろいろ聞いている


するとお父様が


「やはりスミレはまだ早かったね外へ行くなんて」


そう言った


「早くなんてない
私、外へ行きたかった

でも…指輪をつけていたら盗んだって言われた」


そううつむき加減に言った


お父様が頭に手を置いた


大っきくて優しい手


お母様が私の頬を触る


細くて優しい指


お母様もお父様も私は好き


ずっと小さい頃にこんな事があった気がする



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