吸血鬼





人間買いに行けるのはランクが上の吸血鬼だけ、


ランクが上がると上がるほどにいろいろなことができる


私は一番上のランクで、
人間の姿にもなれるし、自分の血を誰かに分け与えることもできる、自分の血に棘が入っているからその刺も操れる、空も羽で飛べる、傷の癒えも早い、


たまあに人間の姿になれないのもいるが
小さい頃は皆なれないものだ


私の場合は小さな時から半鬼?的な存在という事もあり人間の姿にもなれた


「………王、本当にいかれるのですか?」


セーサスが不安そうに聞いてきた


そちらを向かずに頷き言った


「あぁ、
私も一度は自分の足で歩きたいからな」


そう言うと
そうですか、と言いそれからは沈黙だった


準備が終わり玄関にセーサス、ディレ、美鈴、私の四人が集まっていた
私の指示待ちだったから


「セーサスとディレは王宮と国を頼む
美鈴は私と一緒に同行してくれるものを探そう
では、行ってくる」


そう手を振るとセーサスとディレは頭を下げて見送ってくれた


美鈴が横で


「あてはあるのですか?」


そう聞いてきたので微笑みながら
付いて来い
と、言いある場所に向かった




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