あのラインにもう一度……
私たちは、そんな他愛もない話をしながら家まで帰った。
笑いすぎてお腹いたい。
でも、ほんとに痛いのは足で……。
「もう明日、学校どうするつもりだよ。
お前、後先考えず走っただろ。」
「そりゃ、もう必死で…。」
「まぁ、いいけど。
もうぜってー走んなよ。」
「わかった、多分。」
「多分って、大丈夫かよ。
とりあえず、また送り迎えするよ。
心配だから。」
「ありがとう。
あと、ごめんなさい。」
「いいよ。家族だし…。」