あのラインにもう一度……




すぐに教室を出て、綾くんの元へ戻った。


「仕事、大丈夫?」


「……ああ…。」


「じゃあ、行こう。
運転出来そう?」


「……大丈夫。
それくらい…出来る。」


綾くんはそういうと、靴を履き、車に向かって走った。

私もあとを追いかけた。

そして、私たちは、お母さんがいる病院へと向かった。



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