あのラインにもう一度……




階段をのぼっていると、
偶然にも、藤崎先輩にあった。


「あっ、梨桜、この人が藤崎くん。」


梦が耳打ちしてくる。


「おはよ。
椿、だっけ?」


「…はい。
おはようございます。」


「え、まって。
何?梨桜って、藤崎くんと知り合い?」


驚いたように聞いてくる、梦。


「まぁ……うん。」



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