あのラインにもう一度……




私は、綾くんに頭を洗ってもらっていた。

この家には、お風呂にあるイスは買ってなくて、
綾くんに掴まってる状態。


「お前もバカだな。
立てなくなるまで痛めるとは…。

地区大会。出れないかもな。」


「出る!地区大会だけは出る!」


「はいはい。

シャンプー流すぞ。」


綾くんは、私に頭からシャワーをかけた。



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