あのラインにもう一度……




「ごめんね、綾くん。」


私は、綾くんに、
部屋のベッドまで連れてきてもらった。


「いいよ、別に。
てか、俺、今日はここで寝る。」


「えっ、なんで!?」


「梨桜になんかあったら困るから。」


「なんか、ごめんね。」


「いや、俺の方こそ…「謝んないで。」


「えっ?」


「もう綾くんは、謝りすぎなの!!
もう謝んないでよ。」


「……あ、ああ。」



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