生きる意味。
~目の前の光景~
ーー私が年少の時。
ある日私のお隣に引っ越してきた同い年の
少年とその家族が引っ越してきた。
少年は引っ越してから毎日のように
私の家に遊びに来て一緒に遊んでお泊りも
して小学校にも入って、同じクラスになり
中学校入っても同じクラスで。
もう、これと言って幸せはないんじゃない
か。お互いがいる生活なんて当たり前だっ
た。でも、そんなの。
ーーーーー大間違いだったんだーーーーー
彼は私の不注意のせいで…
交通事故で、死んでしまったのだ。
それは、ちょうど彼の誕生日の時
ーーー私の過去をお話します。
「ねぇねぇ、なまえはなんてゆーの?」
「ぼくは井上春樹(はるき)だよ」
「はるき?よろしくね!はるき!」
「よろしくね!きみは?」
「月乃光(つきのひかる)だよ!」
「「よろしくね!」」
これが、私達の出会ったキッカケだった
でも、こんな幸せは続かない。
春樹が亡くなったのは
ーー春樹の18歳の誕生日の時
私の家族と春樹の家族で
誕生日パーティー&タコパをした。
そうだ、あの時私が
『春樹もついてきて』
って言ったから悪いんだよね
そう、皆でタコパをして、具材が
足りなかったから、スーパーに買いに行っ
たあの日。
私が春樹の手を引っ張って
春樹の方を見てて、前を向いてなくて
春樹が「光!あぶねぇ!前見ろ!」
ーーードンッ
ーーーキキィッ
目の前にいる春樹は脇腹と頭から
真っ赤な液体が出てた
それを、理解するのに私には時間が
かかった。だって、目の前にいるのは
--息をしていない、血まみれで、
ーー青ざめた、、
『はるきぃぃー!!』
私の声と残酷な春樹を見た誰かは
救急車を呼んでくれた。
私はそれしか覚えてない
叫んだ途端
私は倒れてしまったからー