届くはずのない想い【改訂版完結】
学校では、気を遣っていたのか、誰もわたしの目のことには触れなかった。


ただ気づかなかっただけかもしないけど。



━━━ザァッ


まだ窓を開けていないと暑く感じる。


赤に染まってきている木々を揺らしながら、の窓からまた涼しい風が吹いてきた。


わたしの背中を押すように……
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